白金台界隈


2022/09/16


 

主な見学場所

ゆかしの杜(旧公衆衛生院)港区郷土歴史館常設展・歴史的建造物見学 →八方園「Thrush Café」・八芳園庭園散策→国立自然教育園

※ 帰りの最寄り駅 白金台駅   昼食:パスタセット※4人掛テーブル              < 地図は拡大表示できます >

 ゆかしの杜 郷土歴史館等複合施設「ゆかしの杜」は、昭和 13 年に竣工した公衆衛生院(※内田祥三(うちだ よしかず)設計)の建築当初の姿を保存しつつ、耐震補強やバリアフリー化などの改修工事を実施し、郷土歴史館やがん在宅緩和 ケア支援センターなどからなる複合施設として再び活用されている。 ※内田祥三;麻布に在住していた港区ゆかりの人物。明治 18(1885)年生まれ。東京大学大講堂(安田講堂:国の登録文化財)など東京大学本郷キャンパス等を設計。東京大学建築学科教授・総長も務めた。

旧公衆衛生院 建物の構造は鉄骨・鉄筋コンクリート造、スクラッチタイルで覆われたゴシック調の外観で、「内田ゴシック」と呼ばれ

る特徴的なデザインとなっており、隣に建つ東京大学医科学研究所と対になって建てられた。建物内部にも、講堂 や教室・研究室などのほか、細部にわたる意匠など当時の状態を伝える歴史的に貴重部分が多くある。 ※旧講堂;備え付けの机椅子が設置された階段状の講堂。建設当初の姿がよく残されており、電灯器具や講壇左 右に設置されたレリーフなども特徴的。 ※旧院長室・次長室:公衆衛生院長及び次長の執務室。当時高級材であったベニヤ材が張られているほか、旧院 長室の床は寄木細工となっており、当時の職人技術の高さを見ることができる部屋。 ※2F 中央ホール:2層吹き抜けの空間で、左右に分かれる階段が作り出す空間が特徴的。床材、壁材に石材が使われており、そのデザインも特徴的。

八芳園庭園  1万2000坪を有する池を中心とした回遊式庭園。江戸時代前期には大久保忠教(彦左衛門)の屋敷があり、島津家の下屋敷を経て、1915(大正4)年。鉱山王久原房之介邸宅時に現在の建物と庭園が整備された。名称は、「四方八方どこを見ても美しい」に由来する。

国立自然教育園 正式名称は、国立科学博物館付属自然教育園・およそ 20万m2の広い園内に、 常時 300 人の入園定員を設けている。園内の植物には種名表示板や解説板が整備され、自然を深く知ることができるように工夫されている。

 


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