浪漫ウォーク<TOWN WALKING>


09/06 板橋 (小田原市) 散策のお知らせ

三淵邸甘柑荘と明治の元勲・実業家別邸を訪ねて

○日時:2024 (令和6)年9月6日(金)  快晴

○参加者 14名

○主な見学場所

小田原用水→松永記念館→竹の小径→皆春荘→古稀庵 (外観)

→三淵邸甘柑荘

 

◆画像拡大表示可◆


・小田原用水 早川から小田原城下に水を引くための用水で、「日本最古」 の水道と言われ、 徳川家康が江戸の上水道整備の参考 にしたとも伝えられる。

・松永記念館 戦前・戦後を通じて 「電力王」と呼ばれた実業家で、 数寄茶人としても高名な松永安左ヱ門 (耳庵 1875-1971) が 1946(昭和21)年にこの地に居住して、収集した古美術を公開するために 1959(昭和34)年に建設した施設。 1986 (昭和61年)に移築した野崎廣太 (幻庵) の茶室 「葉雨庵」や安左ヱ門の居宅 「老欅荘」など、 国登録有形文化財や、 日本の歴史公園100選に選ばれた庭園も見どころ。

・皆春荘 第 23 代内閣総理大臣 清浦奎吾 (1850-1942) の別邸。 1914(大正3)年に山縣有朋によって、隣接する古稀庵 の別庵として編入 ※建物は11時から公開

・古稀庵 明治の元勲 山縣有朋 (首相枢密院議長・陸軍元帥 1838-1922)が、1907(明治40)年、70 歳から晩年を過ごし た。 建物は現存しないが、 庭園は、作風の主題を「自然」、 とりわけ「水流」に求めた「自然主義的庭園」の形式を京都 別邸無鄰庵に続いて採ったとされる。 上・中・下段の3段の庭園約 15mの高低差を巧みに利用した流水や、 洗頭瀑、 聴撣泉などの滝を配したことが特徴。 山縣所有であった東京目白椿山荘や京都無鄰庵とともに、 近代日本庭園の傑 作と言われる。(日曜のみ公開)

・三淵邸甘柑荘 初代最高裁判所長官 三淵忠彦の別荘として昭和初期に建てられ、 忠彦が晩年を過ごした近代数寄屋風住宅。 2024年前期連続テレビ小説 「虎に翼」の主人公三淵嘉子 (忠彦の長男乾太郎と再婚) ゆかりの地でもある。

三淵嘉子(1914-1984): 母校明治大学法学部を卒業、 日本初の女性弁護士、初の家裁所長。 審判を通じて 5000 人以上の少年少女の更生を支援。 男女雇用機会均等法の礎を築く。 ※金・日 11時~午後2時公開