浪漫ウォーク<TOWN WALKING>


本郷三丁目 ~湯島散策

 

日   : 2023 (令和5)年10月4日 (水)  小雨 参加11人

主な見学場所

東京大学: 赤門→ (総合図書館) →正門→銀杏並木→ (安田講堂) →三四郎池→七徳堂→コミュニ ケーションセンター→昼食12:00 レストラン椿山荘カメリア→広報センター→龍岡門→麟祥院→ 湯島天神 * ( )は、外観のみ 


東京大学赤門 元加賀藩上屋敷の御住居表御門。 文政10 (1827) 年徳川第 11 代将軍家斉の第 21 女溶姫は、加賀藩第 13 代藩主前田斉泰に輿入れした。 赤門はこの時溶姫を迎えるため建てられたものである(重要文化財)。

総合図書館 現在の総合図書館は、関東大震災での焼失の後、ジョン・ロックフェラーJr. 氏より400万円の寄付を受け て 1928年(昭和3年)に完成した。 蔵書数は約130万冊。

正門・門衛所 左右対称に正門・煉瓦塀・守衛所が並ぶ。花崗岩製の正門は冠木門を基調とし、門衛所はむくり屋根の 妻をみせ、 伝統的な様式形態を保つ。 設計は伊藤忠太。

銀杏並木 工学部本郷キャンパス1号館前広場の前には、ひと際目を引く大銀杏が植えられている。 樹齢200年ともい われる大銀杏で、この場所が加賀藩前田家の大名屋敷だった頃からあったといわれている。

安田講堂 東京大学講堂。 安田財閥の創始者安田善次郎の匿名寄附で 1925(大正15)年7月竣工。基本設計は内田祥 三(当時建築学科教授、 後総長)

三四郎池 三代将軍家光の加賀家訪問の際に造営された育徳園心字池。 夏目漱石の名作 「三四郎」の舞台に呼称由来。 七徳堂 : 純日本式御殿造りの型を誇る武道場。 鉄筋コンクリート造、地上1階 地下1階建、 小屋組みは鉄骨である。 屋根の反り、鬼瓦など天平風のもので第14代総長内田祥三教授の設計で昭和13年(1938) に建てられた。中国の古典「春 秋左氏伝」に「武に七徳あり」として、 塩谷温 (しおのやおん) 博士により命名された。

コミュニケーションセンター 2019 (令和2)年4月22日より、学内のインフォメーション兼オオフィシャルショップとしてリニューアルオープン。

広報センター 広報関係施設として、 1995(平成7)年9月21日にオープン。建物は、1926(大正15)年1月に建 てられた、東京帝国大学医学部附属医院の急病者受付所を改装。

龍岡門 キャンパス南部にある門。 1933(昭和8)年完成。設計は内田祥三。名称は門周辺の旧地名 「龍岡町」に由来。 かつては門扉が付いていたが現在は門柱のみ。

 麟祥院 湯島にある臨済宗妙心派の寺院。山号は天沢山。 家光の乳母春日局の菩提寺。 春日局の墓石の四方及び台石に は、夫々穴が穿ってある。 これは 「死して後も天下の政道を見守り之を直していかれるよう黄泉から見通せる墓を作っ て欲しい」 と言う春日局の遺言に衆議して建立したもの。

湯島天神 雄略天皇 (458年) 勅命により、 天之手力雄命(あめのたぢからをのみこと)を奉斎し、創建したと伝えられる。正平 10 年 (1355)に郷民が菅原道真公を文道の大祖として崇め本社に勧進、文明 10年 (1478) 太田道灌が再建した。